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ええっっ!・・・折れてるし。

 

実業団選手の聖地は・・・

人によって違うだろうが、1990年に世界選手権が行われた都宮市森林公園、

または全日本が行われる岩手県八幡平や広島県中央森林公園だろうか。

 

私達の時代の競技選手にとっては、全日本選手権や全日本実業団が

幾度も開催された伊豆CSCではないだろうか。

今年も東日本実業団が開催されるので、我がクラブでも参加の検討が始まっている

 

初めてこのコースを走ったのは、高校2年生だったと思う。

タニムラの堺さんに連れて行って頂いたのを覚えている。

試合は全日本実業団だった。

当時、アンダーもジュニアも無くて、実業団選手(プロ)と一緒に

ヨーイドンでスタートしたが、あっという間に千切れてDNFだった。

このレースで信じられないホイールトラブルを経験した。

 

前日の夕方に現地について、サイテル(競技場内の宿泊施設)の

玄関で車輪を触っていると、少し様子がおかしい。

どうもシャフトにガタが有るようだなと、ガタを取るべく

クイックシャフトを抜いた。

すると、ベアリングがバラバラと落ちた!!

 

手には折れたシャフト(車軸)が・・・。

よく見ると、玉押しの端からポッキリ折れている。

高校生の私は試合に挑むのに決戦ホイールを持つ余裕などなく、

練習用のホイールに決戦用のタイヤ・・・クレメンクリリュウムを履くのが

精いっぱいで、練習で相当走りこんだ機材で試合に出ていた。

 

さて、どうするか・・・相当動揺したのを今でも覚えている。

今ならメーカーのサポートなり、知り合いなりに声をかけて

なんとでも出来るだろうが、右も左もわからない高校生の事、

解決法が思いつかず、なんとなくベアリングを押し込み、

玉押し付のシャフトで押さえ、クイックシャフトで串刺しにして

元に戻してクイックで思い切り締め付けてみた。

臭いものに蓋的な…

見なかった事にしよう的な対応を取った。

 

ちょっとガタが有る・・・どうやら破断面がずれているようだ。

一旦はずして、破断面が一致するように慎重にはめ直す。

なんていう事でしょう!

折れていることも解らない、全くガタの無い状態に!

乗ってみる、後輪を浮かせてどんと落としてみる。

イケる。

 

結局そのままレースに出た。

完走は出来なかったが、車輪は正常に機能していた。

実業団レースの厳しさと共に、シャフトが折れていても、

両側から強く締めつけていれば

走行が可能だと知った17歳の夏。

 

30年以上前の話し・・・

決してほめられた話ではないのは承知しているが、

お金もなかったし、そんな時代でもあった。

右も左もわからない、尻の青い高校生のやりそうな事と

笑ってやってください。