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ポイントレースにおける匠の技

 

夜中と言える時間、午前3時に起きて朝練に参加する人がいる。 よく、自転車乗りの異常行動を変態とか言ってイジルけど、 イジリではなくリアル変態ですね(笑) イシトモさん。   今日も4人の好き者と一人のリアル変態1名がいつもの場所に集う。 序盤押さえてスタートが、そのまま中だるみを感じるまで落ちたので、 少しアタック気味に先頭に立つと、後ろに気配がないので、 プチ逃げに移行する。 といっても、このまま逃がしてくれるはずもなく、すぐに吸収される。   特に速いと感じる訳ではないが、じわっと真綿で首を絞められるように 苦しくなってきて、三差路で根性が切れる(16分24秒)。 あとは、なるべく落とさないように、イシトモさんを視界に入れて走る。 ふわふわ倉庫で23分48秒。 先頭カーロスは22分40秒。   後半垂れすぎだ。 劇坂ステージと4分坂ステージは頂いておく。 頂けるものは貪欲にいただく。 何時頂けなくなるか解らんからな。   カーロスが登りが強いのは織り込み済みだが イシトモさんが強い。特に登りが長くなるとタフさを発揮してくる。 長所を生かせば、夏から秋の厳しいロードレースで成績出るかも。 そんな予感がする走りだった。   さて、白浜クリテリュウムと言う名のポイントレースが週末にある。 ピストとロードの両方を走る人がほとんどいなくなり、ポイントレースを 走ったことのある人はかなり少ないのではないだろうか。 タイムリーな事に、サンツアーの大先輩で私の恩師でもある Hirata先輩から、コメント欄に以下の投稿を頂いた。 白浜前のこの時期に、この貴重な投稿をコメント欄に埋没させるのは 自転車界の損失だと思うので(マジです)、ブログに引用させていただく。 ちなみにHirata先輩はピスト全盛期の全日本実業団の覇者であり 国体ロードレースも優勝されている一流レーサーです。 内林先輩、山田も日本代表レベルの競技者です。  
こんなレースがありました、。 第一段階にあてはまるかも、ですね。 (N村注:アシストマンに込み上げる感情とは内の記述に対して) ロードではなく、関西CSCでのピストレース、ポイントレースでのことです。 レース展開の詳細はもう憶えていないが、サンツアーRの内林と スギノRの山田の2人が集団をラップ。 不覚にもキッカケを失いラップされた僕。 チームオーダーなどはなく、勝てるチームメイトにアシストする程度の 暗黙の約束程度のことはあった。 結果的に僕とこの2人で逃げが決まる。 ラップされた僕に優勝はない。チームメイトの内林に勝ってもらうために、 必死のアシストが始まった。 サンツアー2人とスギノR1人。 スプリント力は圧倒的な内林だが、スタミナがやや不安。 しかし私たちは絶対に負けてはならない。 ポイント周回のバックストレッチから先頭の僕がダッシュ開始。 内林が10Mほど離れて続く。 山田は3番手。スプリントに勝る内林は一気にゴール直前で僕をかわし 1着で5ポイント獲得。2着通過は僕。 内林は先行する僕を3着通過にならないように、慎重にスピードコントロールを しながら、しかも審判に着順判断が可能な交わし方だった。 加速を続けながらのスプリントなので、スプリント力に劣る山田は内林の後ろで ツキイチ状態。 着順ポイントは毎回内林5点、周回遅れの僕3点、山田は2点。 あいだに僕を入れることによって内林と山田はポイント毎に3点づつ 開いていく展開で、結果的に彼の圧勝の終わった 僕は2人に対して周回遅れなので、ポイントは山田より上回っても3位 これが、第1段階:チームでの共同作業に喜びと満足感を得る。にあてはまる。 前回優勝し2連覇を狙っていた僕だったが、3位でも満足だった。 アシストは力がない、となかなかできるものではない。 ポイントレースでのポイント周回の着順勝負はロードのゴール勝負と違って、 その後の逃げに対応するために目いっぱいゴール、ではないので、 ロードのゴール勝負の参考にはならないかもしれませんが、 先行すると弱気になりがちなライダーなら意図的に前から少し離れ、 追い込みながらのゴール勝負に持ち込めば 結構力が出るかもですね。 目測を誤り追い込めず失敗に終わることもあるでしょうが・・・。
ロードレースのある意味ざくっとした作戦や展開からは 想像もつかないシビアな世界。 『内林は先行する僕を3着通過にならないように、慎重にスピードコントロールを しながら、しかも審判に着順判断が可能な交わし方だった。』 『あいだに僕を入れることによって内林と山田はポイント毎に3点づつ 開いていく展開で、結果的に彼の圧勝の終わった』   ポイントを取りに行く時も、後続の順位を考えて取りに行く。 ポイントを取った後の展開を想像しながら、取りに行く。 アホになってもがきたおすではいけない。   自分自身ピストは得意ではなかったけれど、実業団選手(現在のプロ)として 多くのレースを走ってきた。 ピストのスペシャリストのようにうまくは走れなかったが、 あの頃にピストで培われたペダリングや展開の読み、スピード勘は大きいと思う。   最近は監督と呼ばれる事に慣れたが、いまだに先輩に対しては 若き選手時代の気持ちに戻る。 先輩から、こんなコメント頂くと白浜では恥ずかしい走りは出来ない。