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水分補給と環境負荷

 

自転車に興味を持ったのが中学生のころ。

それからしばらくはツーリングを楽しんでいた。

高校2年生からは自転車競技に没頭した。

 

ちょうどその頃、ポカリスエットが発売された。

機能性飲料のはしりだったっと思う。

試合では、スペシャルドリンク気取りで飲んでいたのを思い出す。

発売当初、粉末が近くのスーパーに売っていたのだが、まだまだ

一般的な商品ではなく、お店側もあまり商品を理解せずに

販売していたようで、一袋の値段が10袋の箱に張られているのを

発見して5箱ほどまとめ買いをしたのを思い出す。

今なら1万円分大人買い

お店に教えてあげる?

どっちだろうか・・・

 

あれから30年(きみまろみたいだが)。

私の普段の練習の飲料は水。

試合でも水。

もちろん距離が長くなったり、暑い日はポカリ的な飲み物も

飲むが基本は水それも水道水。

家を出るときに、蛇口をひねってじゃーっと入れる。

 

コンビニも浄水器もミネラルウォーターもない時代から練習してる。

だから、それが普通。

練習中の補給は公園の水飲み場だったり、場合によっては

トイレの手洗だったり。

念のために言っとくが、トイレを流す水も手洗も台所も全て同じ水。

なんら水質に違いは無い。

 

朝練で通過する公民館でも一杯頂く。

以前に公民館を利用するおばさんに『水頂きます』と声をかけたら、

『この地域の水は美味しいよ』 『どんどん飲んでね』と言って頂いた。

でも、公民館に50人ぐらい自転車乗りがいても、水道の水を

汲んでいる人は2,3人ぐらいだろうか。

 

街のうどん屋さん、ラーメン屋さん、定食屋さんクラスの

お冷は浄水器なしの水道水が殆どだし、製氷機に浄水器

かませている店は少ない。

また、この時期の冷たいお茶は水道水の水出しがほとんど。

外食をすれば普通に水道水を飲んでいる。

 

人間の飲食は習慣だから、汚い、気持ち悪いと言う気持ちが

一旦起こると、どうもおいしく口に出来ないのだろうな。

そんな方から見るととってもワイルドで野蛮な私なのかもしれなが

そんなロハスでエコでスマートな自転車乗りに、こんな話を・・・

 

フードマイレージと言う言葉をご存じだろうか。

簡単に言えば食物(水を含む)を消費者に運ぶまでの

二酸化炭素や燃料が環境に与える影響を数値化したものだ。

なんと、日本は堂々の世界一だ

食物の自給率と共に地産地消の考え方のベースの

一端に位置づけられている。

 

水はとりわけ重量が有り、輸送には相応のエネルギーを使う。

国内ならまだしも、フランスやカナダから輸送されれば

それは相当の化石燃料を燃やしていることは想像に難くない。

つまり、フードマイレージの側面から見れば、ミネラルウォーターは

水道水に比べ環境にやさしくなく、環境負荷が高い。

 

私は特別なエコロジストでもなんでもない。

ただ、習慣として水道水を飲んでいるだけ。

試合など水分確保上の必要があればペットボトルの水を買う

事も多々ある。

気が向けばペリエやサンペレグリーノを高いお金を出して飲むし、

金華豚ではなく、イタリアの生ハムを好んで食べる。

ワインも欧州物が好きだ。

 

人は生きているだけで、環境に悪影響を与えている。

都市に住む人々が、健康で文化的な生活を営むと言う事は

おのずと環境に負荷がかかる。

 

食べると言う事、生きると言う事は環境に負荷がかかる。

食べると言う事は動物や植物の命を奪う事。

そういう営みを持ってしか人は生きられない。

 

同じ食べる、飲む、生活するのもそういった世の中の摂理を

理解し、感謝の念を持って生きるのと、ただ消費するのとでは、

大きな違いがあるのではないだろうか。

 

さて、明日も水道水をじゃーっと入れて朝練へ向かう。

 

参考リンク:その1 その2