タイヤと畳は新しいほうが良い。

週末の淡路島練習や春合宿の話しでLINEや掲示板が盛り上がっている。

なんだかんだ言っても、この時期が自転車競技者にとって一番大事。

良いトレーニングを積んで、冬、春を過ごすことが出来ると実力が一段かさ上げされる。

寒く、路面状況も悪いし、調子の上がらない季節でもあるが、めげずに積み重ねて欲しい。

これは今年実業団登録する自分への言葉でもある。

週末の淡路島練習を控え、ちょっとお願い、と言うより指導。

 

 ”ボロタイヤは駄目よ”

 

遡ること30年以上前、イトーレーシング時代の事。

ボロタイヤ〇〇と、あだ名をつけられる同い年の選手がいた。

チームの練習が佳境に達し、千切れるかと言うところで”バーン”とバースト。

自爆装置が付いているのか?・・・

これが何度か続き、ついには、そんな不名誉なあだ名がつけられた。

当時は高校生で、お金もなかったし、チューブラーの糸をほどいて、

パンク修理は普通の話しで、みんなボロタイヤだったな。

ボロタイヤ〇〇君だけじゃなくて、もちろん私も。

今では、お酒の場の笑い話。

 

タイヤが新しければ必ずパンクしないってものではないけど、やっぱりトレッド

薄くなったタイヤは物理的にパンクしやすい。

金銭的な問題もあるので、最後までタイヤを使い切るのも、それはそれで本人次第だが、

少なくとも、チームの練習ではそれなりのタイヤをつけて挑んで欲しい。

特に合宿とか、イベントランでは通常の高山行の朝練と違い、パンクした人を置いては行けない。

一人のパンクで、10人の足が止まる。

何度もパンクが有ると、練習のリズムも崩れて、密度が薄くなる。

千切れかけのところで、やられてうれしい場合もあるけど、それは別の話しだな。

 

パンクは偶然なので、誰も悪くはないが、新しいタイヤで確率を下げる事は出来る。

明かな、ボロタイヤは交換して参加することをお願いしておく。

でないと・・・

 

  皆に”ボロタイヤ〇〇”って呼ばれる事になる。