ロードレースって勝つのが難しい。
強い選手がなかなか勝てない。
毎日練習して結構地脚が有る選手でも、ここ一番の加速・・・
レースが動いた時の展開に乗る・・・高負荷に耐える能力が無いと
優勝争いから除外されて完走のみと言う結果になる。
逃げを作るのも、逃げに乗るのも、ゴール勝負も高負荷に対する耐久性が問われる。
持久力だけで勝とうと思ったら、とてつもなく強くないと最後までは逃げきれない。
それ位に集団の力は強い。
では、どうするのか。
高負荷の練習をする。当たり前です。
プロのように毎日十分な時間が取れない私達の環境でどのように練習していくか、
大きな課題です。
ちょっとずれますが、私の1週間の流れは・・・。
土曜日、日曜日はせっかく時間が有るので、長距離系の練習をする。
土曜中距離、日曜長距離でもいいと思う。
月曜リカバリーかノーライド。
火、水、木は高負荷の朝練。
金曜日は休み。
金曜日走って土日とつながっても肉体的、精神的に負担なければ走ってもいいと思う。
週二日もお休みが出来る、体にやさしいプラン。
私はずっとこれ。
高負荷の練習の具体的内容は、取れる練習コースによって違ってくると思うが、
区間タイムを取り、区間TTをするか、練習相手がいれば千切りあう。
強い選手がより前を多く引く形で、出来るだけ最後まで一人にならないように。
力の差が出やすいきつい登りは避けた方が長く皆で走れる。
前が垂れたら、すぐに前に出る。脚が休まらない状態で走る。
これって、中距離の高負荷であって短距離高負荷、つまり10秒から2分ぐらいの高負荷に
対応した練習じゃないと指摘されそうですが、その通りです。
時間の無い朝練をより効率的に、『一粒で二度おいしい』効果を上げる為に私が行っていることは、
道中の丘や、集合場所に向かうまでの信号の間が長い所、ちょっとした登りを、まじりっけなしに全開で走り切る。
私の場合、練習の行と、帰り道に数か所の登りスプリントポイントと2分程度のもがきポイントを設けている。
練習帰り、峠の登り返し等探せばあるはず。
なければ作る。
中距離高負荷の朝練とそれに付随する短距離高負荷。
この二つは練習の意味合いが異なり、本来分けて練習すべきなのかもしれないが、
時間の無い朝練や通勤練習で強くなろうとしたとき、若干それぞれの意味合いは
失われるかも知れないが、結構現実的だと思う。
それでも不足と感じれば、朝練の一日を明確にスプリント練習とすればいいと思う。
惰性で練習しても強くはならない。
練習の意味を考える。
それだけでも強くなると思う。