変わらないことは素晴らしいのか・・・

金曜日の夜、クワハラ時代にともに走った仲間と酒を飲んだ。

もうその時点で予想していたことだが、土曜日はクラブの朝練には行けない。

自転車は練習で強くなるけど、肝臓は強くならんな。

 

自転車は弱かったらしんどくて、家に帰ったら脚パンパン。

でも、強くなっても結局それに合わせて練習強度を上げるので、

結局、脚パンパンは変わらない。

よく考えたら酒も同じで、肝臓強くなったら、酔うまで飲むよな。

家に帰ったら結局ベロベロか・・・。

土曜日の午後は、朝練後のFJTが梅田店へ行き、そこにパイオニア

ペダリングモニターがあるという状況。

これは、おもろそうなので、梅田店へ向かった。

河川敷を走るコースの確認もしたかったし自走で行ってみる。

しかし、河川敷のゲートは鬱陶しいね。

 

ペダリングモニターで測った効率は50%でした。

特別良いわけではないみたい。

左右比率は50対50でバランスよし。

自分はなるべく普段通りにペダリングしたけれど、どうしても”よそ行き”の

ペダリングになるよな。

レースや練習で追い込まれて、モニターしていることも忘れて踏んでいる状態が

本来のペダリングじゃないのかな。

 

それから、いつも忙しい溝さんが少し時間がありそうに見えたので、

何年も前から、一度してみたかったBG FIT(プチ)を受けてみる。

結果はポジションの修正はなく、腰椎の硬さと、ペダリング時に右膝が

やや内に入る癖を指摘してもらった。

膝は昔の実業団界にあった、脚はしぼったほうが良いという都市伝説が原因だと思う。

これはちょっとした意識で治せそうなので、冬の間に意識してやろう。

腰椎が固い自覚はないが、腰痛の自覚はあるので、これも少しづつ改善しよう。

 

じつは私の自転車のポジションは長い自転車生活から適当に導き出したもので、

なんら根拠はない。

昔は自転車競技マガジン(廃刊)に書かれていた事を参考にしたり、

キリアンコーチの推奨値を試したり、イノーや、レモンの数値を参考にしたりしていた。

最近では感覚で補正を続けているので、『監督サドル高はいくらですか?』と

問われたが、『わからない』と答えた。

自転車乗りとしてサドル高を即答できないのは恥ずかしい気もするが、

結論、やや高い程度で補正の必要はなかった。

自分の感覚が正解であるのは最良の結果だと思う。

 

自らの感覚が数値的に正しいことが証明されたことの嬉しさもあるが、

これが、大幅な修正があったとしたら私はどう感じるだろう…。

 

明日から、生まれ変わったポジションで自分の最大限のパフォーマンスを発揮し、

来季に向けて大きな躍進をする自分をイメージするのではないのか。

新しい機材や状況の変化は、選手のモチベーションに成り得るが・・・

 

逆にその新しいポジションが最適であったら・・・

”過去の自分がこのポジションで走っていたらもっと良い成績が出せたのではないか”

と言う思いにたどり着く。

これはあまりにも悲しい。

もう、あの試合、あの時には帰れないのだから、全力でやり切った、最高のパフォーマンスを

出し切ったと思いたい。

 

そう思うと、明日からも変化なきポジションで目新しさはないが、それはそれで幸せなのかな。