自転車との出会い サンツアー入社前後編

 

サンツアーって87年ごろまで寮が有って選手のほとんどがそこにいて

外部から見るとすごく楽しそうだったのに、89年の私の入社時には、

既に寮はなくなっていた。

その代替えとして、独身の選手は、ヤングタウンへ。

 

ヤングタウン

通称ヤンタンは泉北泉ヶ丘にあった独身者のアパート群。

雇用促進事業団かなんかで家賃が安くてよかったな。

ここから美原のサンツアー(前田工業)へ20分程度の自転車通勤。

ぎりぎりに出るもんだから、かっとび通勤をしていたな。

 

昼は会社の食堂、夜はヤングタウンの食堂か、近所で外食。

風呂は1階の大浴場で。

そのころのヤングタウンはサンツアーの1軍、2軍選手を合わせて

7名程度いて、毎日合宿気分で楽しかったな。

 

会社からもらっていた練習時間はオフは3時からでシーズン中は昼から。

そのほか合宿だったり、試合の代休だったりであまり仕事のウエイトは

高くなかったかな。

サンツアーは労働組合の強い会社で製造業なのにその当時から

完全週休二日を実施してたので、仕事時間も少なく今でも

本当に良くしてもらったと感謝している。

 

スイスから帰り、家が変わり練習環境が大きく変わった。

そんな変化にようやく少し慣れたころ、

プロ車連から私の心を大きく揺さぶる連絡が・・・。