プロ・アマオープン出場の招待から、試合まではあまり時間が無かった。
本来この手の試合に挑むなら、できれば半年ぐらいの時間が欲しいところ。
ところが、私は前年10月から2か月間はヨーロッパを放浪していたため、
まったく自転車に乗っていなかったり、入社のごたごたが有って、春になりようやく
練習が軌道に乗ったと言う状況だった。
しかし、やらねばならぬ状況に、ここはひとつ強者の胸を借りに行こうと言う事になり、
当時最強の集団であった彦根の現日本チーム監督の高橋大先輩率いるBOSCOへ。
流石に彦根は練習環境も良く、合宿所には全日本クラスばかりが住んでいると言う完全な
虎の穴状態。
いまだにあの鈴鹿越えは苦しかったなぁと思い出すぐらいに毎日走らせて頂いた。
BOSCOの皆様、今更ですが、有難うございました。
余談ですが、プロとのロードレースは全てがアマレースとはとは違う。
まず、宿代は無し、交通費は支給、エントリー費は招待なので当然不要。
補給食は現地に山積み(一杯持って帰ったな、スイマセン)
競輪プロは競輪ヘルメット(210キロですよ)、私たちはカスク。
私達はロードレースのスペシャリストの自負が有り、競輪プロに負けるはずはないし、
注意すべきはそうそうたる、アマの面々。
そういう見積でこのサバイバルレースはスタートしたのだが・・・。