陰で走りを支えるえらい奴

 

もうすぐ始まるチームの朝練の為に、少しずつ走っている。

急に高負荷をやると、血の味がしてそれから喘息へ移行することは

過去の経験で解っている。

だから、焦る気持ちはあるが徐々に進めていく。

試合に間に合えばいい。

 

今のところ咳が出る兆候は無く、このまま春を迎えれそうな気もするが、

対人で追い込むと肺への負荷が一人走りとは比べ物にならなくて、

それが引き金となる。今年は徐々に行く。

 

それにしても、シーズンオフから先で3㎏太った。

あれだけ好きなことやってたら、当然と言えば当然。

これを徐々に落としていくのも、体の変化を感じる事が出来て

それはそれで達成感が有るから、それほど嫌いな作業ではない。

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今日の朝の山の状態はこんな感じだ。

この手のふわっとアスファルトに乗ってる雪はそれほど怖くない。量にもよるが。

怖いのは気温ではなく、アイスバーン

圧雪とアイスバーンは直線、平地でもロードのタイヤならこける。

乾いていれば―5度でも、さほど問題は無い。

 

寒さは感じない事は無いが、最近はウエアが良くなっているので、

適切な装備で行けば、体の一部を除いてそれほど問題は無い。

一部とは手先や足先、耳。

寒さを感じるところは人それぞれで、私の場合は手だ。

足や耳はシューズカバー、耳を覆う帽子で問題は無い。

だが、手は我慢が出来るレベルじゃない所まで冷える。

 

家を出てしばらくは冷たさを感じない、冷たく感じてくるのは

約1時間後。

練習コースでもちょうど一番標高が高いところだ。

0度以下の気温になると、指先に痛さを感じ一度止まって

手袋を外し、暖かい首筋や腋の下に手を挟む。

結構これが効くけど、集団走行ではやりにくいし、めんどくさい。

 

ところが今日は一度も止まることなく、指に痛さも感じず

快適な走行で朝練を終了した。

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これのおかげだ。

PEARL IZUMI HG03 ヒーターグローブ HG03

こいつは優れものだ。

こういった商品はバイク用などでもあるのだが、これはちゃんと

自転車用に作ってあり、自転車用手袋としても優秀だ。

 

今日はバッテリー節約と、実験を兼ねて指が冷たくなるまでスイッチを

入れずに走行してみた。

予定通り?1時間程度で指に痛みを感じ始めたので、すかさず

スイッチオンする。このスイッチが上の写真の赤く光っている部分だ。

 

赤は高温。白は中温。青は低温だ。

この手袋の動作は驚くほど芸が細かい。

スイッチを入れた当初5分間は高温で推移し、その後自動で中温へ移行する。

バッテリーの節約であり、暖かさを実感するようにだろう。

 

感心したのは温度管理の絶妙さだ。

上に暖かさと書いたが、実は暖かさは直接的には感じない、

それどころか動作しているのかわからないが、なぜか指が全く痛くない。

スイッチを入れずに走って感じた指の痛さは何時しか普通の感覚へ

戻っていた。

 

考えてみれば、自転車に乗って運動するのに、過剰な暖かさは要らない。

冷たくなければ良いのだ。

春に冬用の手袋で走り気温が上がった時の手袋が蒸れる不愉快さを

考えればわかる事だ。

こいつは陰で静かに仕事をする、控えめでえらい奴。

そんなイメージだ。

 

ステマ

初めて聞いた時は全く理解できなかったけど、今やだれでも知ってる言葉。

今までほとんど特定の商品について良否を書いた事は無いが、これは良い。

ステマではなく。

 

褒めてばかりいるが、デメリットと要注意だと思っている点を書いておく。

●価格が・・・ちょっと高い。性能からすれば妥当なのかも。

●バッテリーの持ちは今後の評価を要する。

●洗濯は出来るらしいが、大丈夫だろうか。

●断線したら修理は出来ないと思うので、耐久性は大丈夫か。

 

価格からすれば、数年は使いたいが大丈夫だろうか。

どんな気温でも指が痛くならない人には必要ないものだが、冬の走行で

指が痛くなる人にはかなり効果的だろう。

ちなみに、足先が冷たい人には同様のシューズカバーもあるので、

検討して頂ければいいと思う。

 

しかし、変速、ライト、メーターに今度は手袋。

オール電化だな。

自転車なのに充電管理がめんどくさいな。