割と難しい顔をしていつも何か考えているように見えるらしいが
みんなが思うより何も考えてないし、考えていても大したことを
考えているわけではない。
だから、大ボケをかまし、泣きたい気分になることもあるが、
そこは我慢一筋、変なところで競技者の忍耐力を実感する。
かなり前から『なんか変やなぁ』とは思っていたが、基本的に
自分が間違っていないという思い込みがあるので、自分の
感覚すら信じられないようになっていたようだ。
スプロケットの話だ。
12-25のスプロケットで走っているつもりが、いつの間にやら
11-25に変わっている。
なぜに??確実に言えることは自分で買ったことはない。
トップは13の時代の選手だから12もあれば十分で11なんて踏めない。
違和感は4枚目から5枚目にシフトしたとき2枚飛びになるときに
感じる・・・17→19だ。
ローテで中斜度の登りをアウターで回してるときに特に感じる・・・
あれ?4枚目からトップまではフルクロス(1枚飛び)だったよな?
自転車の上で、小学生のように何度も指を折ってギアを数えるが
基本的にギアが間違っている可能性は頭の中から排除してしまっているし
酸欠の頭で合理的な答えが出るはずもなくうやむやにして一昨日まで
走ってきた。
そう、一昨日・・・変速が少し不調なので、掃除もかねてスプロケットを
ばらした。歯飛びなどもなく、再び組み付けていくとスプロケットの稜線が
きれいな富士山ラインにならない。
ようやくこの段になって、歯数に疑いを持ち始め、歯数の刻印を確かめながら
組み付けて行き、自分が踏んでいたのは11-25だと知ったのだ。
スプリント練習の時に13だと思って踏んでいたのは12だったとはこれは驚いた。
まあ、ギアは数字より脚に聞くのが正解だから数字はどうでもいいのだろうが。
昨日は12-19・21・23・25で朝練へ行き、涎が出るまで追い込んだわけだが、
18Tがある幸せを十分に味わった。
些細なことだが脚の限界まで追い込んでいる時の1枚は予想の外大きいものだ。
希望のギアを手に入れて今はとても気分がいい。
ギアを指折り数えることもないし。
幸福感は意外なところにあるものだ。
さて、週末は難しい顔でなくえびす顔で追い込もう。