2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

失われつつある職人技 後篇

決選用のチューブラーホイールの試合前の試し履きであったり、 気合の入った、チューブラー好き以外には利用度の低いチューブラーの パンク修理技術だが、せっかくの技術が時代の波に飲まれるのを 看過するのはちょっと心苦しいので、前篇に続き実際の修理…

失われつつある職人技 前篇

6年ほど前に、再びロードに乗り始めた。 17シーズン程のお休みを頂いていた訳だが、 その間に機材は大きく変わった。 鉄のフレームはカーボンに取って代わった。 タイヤはチューブラーからクリンチャーに。 最初は違和感が思いきりあった。 ”競技者はチュ…

競技者の重大関心事とは

先日の西日本クラッシックで自転車の重量チェックが有った。 全員の自転車のチェックをしていて、公平で良いなと。 いつ決まったのかは知らない。自転車の重量規制。 少なくとも、1990年時点では、無かったルールだ。 自転車乗りにとって、自転車の重量…

ソクラテスかプラトンか。

無知の知という言葉を知っているだろうか。 自分が無知であるということを知っているということ。 哲学者ソクラテスの言葉であり概念だ。 初めてこの言葉に接したのは高校の倫理社会の授業だった。 一体何を言っているのかわからず、心に染みなかったのを覚…

嬉しくもあり、悔しくもある。

最終回の登り、オールアウト一歩手前の嗚咽モードに突入していた。 横を走っていたミッチーが見るに見かねて、声をかけてくれた。 冷静でいて、そして力強く『あと5分ですよ』と。 あの瞬間に喝が入った。 久しぶりの西日本実業団。 しかし最近改名して西…

ええっっ!・・・折れてるし。

実業団選手の聖地は・・・ 人によって違うだろうが、1990年に世界選手権が行われた都宮市森林公園、 または全日本が行われる岩手県八幡平や広島県中央森林公園だろうか。 私達の時代の競技選手にとっては、全日本選手権や全日本実業団が 幾度も開催された伊…

ボケもツッコミも不要の世界

日曜日の朝、まっちゃんの勝尾寺TTを見届けた。 これがパワーマネジメント時代の山岳TTなのか! まっちゃんの真剣TTの後ろに付きながら思っていた。 突込みがちょっと遅くないか? 勝尾寺のTTはボケはいらんが、ツッコミは大事だぞと。 良いタイムを出すに…

季節を感じる

私たちの住む日本は一年を通じて四季が有り、 季節の移り変わりは、日本人の心に多くの潤いを与える。 しかし、昨今の日本は季節感が薄れ、心に染みるような 季節の移り変わりを、感じる瞬間が無くなりつつある気がする。 私達・・・朝練に勤しむ者たちは例…

気分を変える

慣れ、飽き、マンネリが一番怖い。 だから適度に機材を更新して新たな気持ちで頑張る。 ちょっとしたことで、気分が変わるものだ。 26歳までは選手一本で来たので、視力は抜群だった。 27歳からの事務仕事で一気に目が悪くなり、今ではメガネ。 選手時代…

3day's ROAD 熊野

堺クリテからチームの勢いが止まらない! 堺ではE1、E2共に優勝し、レースを完全制覇した。 そして、その流れは勢いを増して熊野へ。 3 day's Road 熊野 私は土日だけだが、多くのチーム員は3日間のステージレースを 戦い、そして楽しんだ。 〇1日目、な…