2013-01-01から1年間の記事一覧

選手は『お暑いのがお嫌い』

『ヘルメットってかぶらないとダメですか?』 これが5年ほど前に自転車を再び乗り始めるときに店長に聞いた言葉。 自分が引退する時はロードレーサーはカスクが主流。 試合によってはヘルメットが指定だったけど、公認ヘルメットは事実上 OGKと競輪ヘルメッ…

丸腰で戦場はあかんでしょ!

実業団のロードレースが全て終わり、今シーズンは終了。 チーム成績は7位に終わった。 今シーズンは春先にポイントを取れるチーム員の移籍が有り苦戦した。 2011、2012とJETを連覇した事を思えば、非常に苦しい結果だ。 皆に押されて監督に就任したのが、6…

自転車との出会い エピローグ

約束の期限は2年だった。 選手の言葉でいえば2シーズン。 2シーズンしっかりやり切り、約束通り引退した。 人には未知の可能性が有る、さらに続ければ新たな世界が有ったのか?

ガクッ

実業団輪島が台風の影響で中止になった。 選手にとってこれは痛い、今回は発表が木曜日なんでまだましだけど、 一生懸命距離を乗り込み、そして週末に向けて距離を落としてきて、 カーボローディングもして、前日はほとんど乗らずに、一杯食べて朝になって中…

練習の極意は阿波踊りにあり!

最後にレースに出たのはもう2年ほど前。 朝練したりしてるけど、実業団登録はしていない。 実は全日本実業団群馬に突然出ようかと思って6月ぐらいから乗り出し、 ぎりぎり間に合うか、綱渡りのコンディショニングだったが、直前の落車で不可能となった。 …

自転車との出会い サンツアー2年目…引退編

良くも悪くも選手時代は成績的に安定していた。 上位入賞は少ないが、かなりの確率で着に絡んでいた。 言い方を変えれば、さえない成績が多かったとも言える。 登りがそれなりに強かったことと、体の小さい割にゴール前が強かったことが 有利に働いたと自分…

富士は日本一の山

自転車と離れている時代に、富士登山競争というランニングレースに三度出場した。 富士吉田の市役所前を朝7時にスタート、4時間半で頂上まで行けば完走。 3回ともギリですが、時間内完走した。 富士山は見る山であって、登る山ではないと聞いていたが、確…

親亀を育てれば子亀もすくすくと育つ・・・はず。

何をどうしたら強くなれるか。 心肺が弱い、足の筋力が無い、上半身が弱い、体重が重い? よく観察すればフィジカル面の問題がそこにあり、問題に対応した練習をすれば確実に強くはなる。 それは、一面正解だけど、もっと基礎になる根本の根本は・・・精神

雨の予兆

週中の三日間の朝練を無事やり切った。 今週はとりあえず逃げずにやれた。 偉そうに人に言っている私ですが、年間2回ぐらいは朝練に行けない時が有る。 目が覚めて…挫折。最大要因はお酒。 そこそこ飲めるけど、むちゃくちゃ強くない。 飲んでる時に楽しい…

この何ともならん波との長き腐れ縁

世の中はままならん物だと言う事は、流石にこの歳になると受け入れている。 受け入れながらも、どう裁き、どう馴れ合っていくか・・・ しかし、自分の体ぐらいは、自分のコントロール下に置きたいものだが、実際はこっちもままならん。

一粒で二度おいしい練習の勧め

ロードレースって勝つのが難しい。 強い選手がなかなか勝てない。 毎日練習して結構地脚が有る選手でも、ここ一番の加速・・・ レースが動いた時の展開に乗る・・・高負荷に耐える能力が無いと 優勝争いから除外されて完走のみと言う結果になる。 逃げを作る…

オフの過ごし方

あっという間にシーズンが終わり近づき、秋の気配がちらほらと。 「落ち葉のクラシック」“ジロ・デ・ロンバルディアも今週末に行われる。 このレースは私がスイスで住んでいた街の近くのコモ湖周辺で行われる。 愛しのジルベールが活躍することを祈るが、10…

自転車との出会い サンツアー1年目

2年間と決めて始めた、サンツアーでのレース生活。 一年目の89年、春先は秋冬の走り込みが出来ていないことによる 地脚不足で苦しんだ。 何とか調整して出場したプロ・アマオープンでは8位。 しかし、その後は順調でなく、西日本実業団で6位、 全日本…

人生最強

色々あって、少し中断気味だった朝練を少しづつ再開している。 昨日は一人でいつもの定番コースをそれなりに。 今日はカーロスの呼びかけを華麗にスルー出来ずにのこのこと出かけてしまう。 約1ヶ月、適当な事しかしていないので、人生最強の男の練習相手…

自転車との出会い プロ・アマオープンレース後

もう20年以上前の事なので、書いても問題ないと思うのでここに記す。 赤坂でのプロ車連担当者の話は単純で、プロ資格の付与と強化指定選手になったと。 なので、とにかくプロ登録してくれと言う事。 プロ登録すれば、恩典が有りますよと。 実は今回走った…

自転車との出会い プロ・アマオープン後編

実質的に勝負に絡む走りが出来るのはアマは全員、プロは数名の約20人ぐらい。 もう遠い昔の事なので、展開の詳細は覚えていないが、距離が210キロで人数が 20人なので、前半は様子見で進行し、中盤は幾つかの逃げが発生しては捕まり、 再構成されて…

自転車との出会い プロ・アマオープン中編

プロ・アマオープン出場の招待から、試合まではあまり時間が無かった。 本来この手の試合に挑むなら、できれば半年ぐらいの時間が欲しいところ。 ところが、私は前年10月から2か月間はヨーロッパを放浪していたため、 まったく自転車に乗っていなかった…

自転車との出会い プロ・アマオープン前篇

’90年 日本で初めての世界選手権が宇都宮市で開催された。 現在は自転車に乗って、それなりのチームで走り、機材サポートでも受けていれば それをプロと呼ぶようだが、’88年時点ではプロとアマの間には大きな壁があた。 世界選手権もプロとアマは完全に分か…

自転車との出会い サンツアー入社前後編

サンツアーって87年ごろまで寮が有って選手のほとんどがそこにいて 外部から見るとすごく楽しそうだったのに、89年の私の入社時には、 既に寮はなくなっていた。 その代替えとして、独身の選手は、ヤングタウンへ。 ヤングタウン。 通称ヤンタンは泉北…

馬鹿になれ!

今日は久々に、チーム錬に参加した。 やっぱり、人と走るのはいいもんだ。 でも、ちょっと気になった点があったので、ここに書いておく。 多分、このことはシルベストだけのことでなく、どこのチームでも あることなので、各チームの練習の参考になれば幸い…

自転車との出会い サンツアー入社編

電話の主はサンツアーのH先輩。 おふざけの好きな先輩だけど、体格の不利を感じさせないスピードで ポイント、ロードの強さは素晴らしかった。 いつも笑顔で、その中に競技者としての厳しさを持っている方です。 電話の内容は簡単に言えば『サンツアーで走…

自転車との出会い 帰国-引きこもり編

日本に帰ってまず最初に食べたのは寿司。 スイスに滞在中は幾度となく、寿司を思い浮かべていた。 物価の安かったスペインで日本食を食べたが、流石に寿司は 食べてなかったので、酒じゃないが、五臓六腑に染みわたった。 そして、帰国を祝い両親が日本海に…

敵には塩でなくて…

週末は舞洲のレースの見学へ行ってきた。 自転車競技はいつも過酷。 午前中は曇りで強風。 午後は大雨で強風。 なんか春もすごい風が吹いていたような記憶が。 それもレースだな。 風が強い平地のレース、ここではちょっとしたテクニックが必要。 それは、風…

自転車との出会い 失意の帰国編

無計画な旅行。 ユーレイルパスを持って、ヨーロッパをできるだけ回る。 北はノルウェーの北極圏ナルビクから南はスペインバルセロナ。 西はフランス、東は旧ユーゴスラヴィア、ギリシャまで。 2か月ほど放浪したのちに、スイスの自宅に帰った。 放浪生活を…

自転車との出会い スイス奮闘後編

Mendrisioからカナダで行われたステージレース Tour of York regionに派遣された。 記憶は薄いが、強力なメンバーと大陸的な道路と横風に翻弄され まったく勝負にならなかった思い出だけが残っている。 一般に日本人は体型的に外国人に劣る。 体が小さくス…

『まったく・・・今どきの若者は』

ちょっと自分語りの話が長くなってきたので、気分を変えて。 今どきの若いもんは・・・ 最近の若い奴らは・・・って、よく聞きません? そりゃあ、私自身も中高年になってきて、若い者とのジェネレーションギャップを 感じないのかと言うと、やはり考え方、常…

自転車との出会い スイス奮闘中編

スイスの冬の寒さとマヨルカ島での走り込みの疲労からか、 風邪を長引かせてしまった春先。 仕事を辞めて海外に行っているので、時間だけは十分ある。 時間が有るので、つい走りに行ってしまい、風邪がぶり返すという悪循環。 正直、レースはうまく走れない…

自転車との出会い スイス奮闘前篇

スイスの言語はは大きくは3つに分かれている。 フランスに近い西部はフランス語圏。中北部は最大勢力のドイツ語圏。 スイスを南部を東西に貫くスイスアルプスを境に南側がイタリア語圏。 わが町Chiassoはイタリア語圏でイタリア文化圏。 そして、気候もア…

自転車競技との出会い 番外編

高校時代に私の競技の基礎を作ったイトーレーシングのことを少し。 先日も書いたが、当時私が所属したイトーレーシングは高校生中心のチームで で、中学生もいた若者チーム。 その頃のクラブチームはどこも、若手が中心だったと思う。 余談だが、シルベスト…

自転車競技との出会い 桑原~スイス編

たかが選手の移籍ではあるが、手放す側の企業と受け入れる側の企業の合意が前提。 桑原の社内で『なぜ、走れる選手を放出する?』と言う意見が出て、それがサンツアー側に 伝わり、『社内でもめているなら、受け入れは難しい』『一旦、退職して入社なら検討…